更新日 2025年3月3日
by ツバサ

ブラックジャックのインシュランスは、ディーラーのアップカードがエースの場合に行える特別なサイドベットです。
多くのプレイヤーにとって魅力的に見えるかもしれませんが、損をしてしまう可能性もあるため、適切に使うことが重要です。
この記事では、ブラックジャックのインシュランスについて詳しく解説します。
ブラックジャックのインシュランスとは?
インシュランスとは「保険」を意味し、ブラックジャックにおけるインシュランスも同様に保険の役割を果たします。
ブラックジャックのインシュランスは、多くのブラックジャックの種類で用意されているディーラーのアップカードがAの時に使用可能となるアクションです。
インシュランスの基本ルール
ディーラーがAのカードをアップカードとして表に出している時に、プレイヤーは自分の手札の前に半額のチップを置くことで、インシュランスを宣言することができます。

その後、ディーラーがナチュラルブラックジャック(エースと10のカード)であれば、プレイヤーはインシュランスにかけた額の2倍を獲得します。
このようにインシュランスをかけることで、プレイヤーはディーラーがナチュラルブラックジャックになった場合でも、損失を最小限に抑えることができるのです。
しかし、ディーラーがナチュラルブラックジャックにならなかった場合、プレイヤーはインシュランスにかけた額を失ってしまうことになります。
インシュランスとサレンダーとの違いについて
サレンダーとインシュランスはどちらも損失を最小限に抑える手段ですが、内容が異なります。
サレンダーは、プレイヤーが手札が不利と判断した場合にハンドを放棄し、ベットの半額を取り戻す方法です。
一方、インシュランスはディーラーのナチュラルブラックジャックに対する保険であり、手札の強さに関係なく利用できます。
ブラックジャックのインシュランスのメリット・デメリット
プロのプレーヤーは、ブラックジャックのカウンティングを使ってインシュランス・ベットの使うべきタイミングを慎重に見極めています。
ここでは、そんなインシュランスを使うことでのメリットとデメリットをご紹介します。
インシュランスのメリット
インシュランスを利用することで、プレイヤーは勝負に負けてベット額を全て失ってしまうような場面でも、損失額を抑えることができます。
インシュランスは、ディーラーのアップカードがAであればいつでも使うことができるため、特に自分の手札が弱いと感じる場合にマイナス分を軽減することができるのが大きなメリットです。
インシュランスのデメリット
一方、インシュランスのデメリットは、追加の賭け金が必要な点です。
ディーラーがナチュラルブラックジャックではなかった場合、通常よりも多くの損失が発生しまいます。
また、勝負に勝った場合でも、インシュランスに支払った額の分だけ利益が減少します。
インシュランスを頻繁に使うとチップを無駄にする可能性が高いため、慎重に判断するべきですね。
なお、ブラックジャックの攻略法では、多くの場合インシュランスをしないことをおすすめしていることが多いです。
インシュランスを行なった際の4パターン
ブラックジャックでインシュランスを行なった場合の4つのパターンを解説していきます。
すべてのパターンは、はじめのベット額を10ドル、インシュランスで5ドル支払う設定です。
インシュランスが的中し、ゲームに負けたパターン
ディーラーがブラックジャックだった場合、インシュランスを行ったプレイヤーは、インシュランスに賭けた金額の2倍を受け取ります。
ただし、ゲーム自体には負けているため、元々の賭け金は失うことになります。
例:最初に$10ベットし、インシュランスとして$5($10の半分)を追加ベットした場合
- ゲームの勝敗による利益:-$10
- インシュランスによる利益:+$10
- トータルの収支:±$0
インシュランスが外れ、ゲームに勝ったパターン
ディーラーがブラックジャックではなかった場合、インシュランスを行ったプレイヤーはインシュランスに賭けた金額を失います。
しかし、プレイヤーがゲームに勝利していれば、元の賭け金に対しての払い戻しは通常通り行われます。
例:最初に$10ベットし、インシュランスとして$5($10の半分)を追加ベットした場合
- ゲームの勝敗による利益:+$10
- インシュランスによる利益:-$5
- トータルの収支:+$5
インシュランスが外れ、ゲームに負けたパターン
ディーラーがブラックジャックではなく、ゲーム自体にも負けてしまった場合、賭け金は全て失われてしまうこととなります。
例:最初に$10ベットし、インシュランスとして$5($10の半分)を追加ベットした場合
- ゲームの勝敗による利益:-$10
- インシュランスによる利益:-$5
- トータルの収支:-$15
自分の手札がブラックジャックで、インシュランスをしたパターン(イーブンマネー)
自分の手札がブラックジャックの場合、インシュランスを行うのは一般的には「イーブンマネー」として知られています。
プレイヤーの手札がブラックジャックであり、ディーラーのアップカードがエースである場合、プレイヤーはイーブンマネーを宣言でき、その時点で賭け金と同額の利益を得ることとなります。
例:最初に$10ベットし、プレイヤーの手札がブラックジャックだった場合
- イーブンマネーを宣言せずに、ディーラーもブラックジャックの場合:ゲームは引き分け:利益は±$0
- イーブンマネーを宣言せずに、ディーラーがブラックジャックではない場合:ゲームに勝利:利益は+$15
- イーブンマネーを宣言した場合:ディーラーの手札に関わらず、利益は+$10
ブラックジャックのインシュランスまとめ
以上のように、インシュランスはディーラーのアップカードがAの場合に、プレイヤーが賭け金の半分を支払って保険をかけることができるアクションです。
インシュランスをかけることで、ディーラーがブラックジャックを持っていた場合の損失を抑えることができますが、そもそもナチュラルブラックジャックとなる確率が低く、期待値が低いため、プロのプレイヤーからはあまりお勧めされていません。
インシュアランスが有効な場合もありますが、ベーシックストラテジーに従うのが一般的であることは覚えておきましょう。
また、インシュランスをかけることで、勝利した際に本来貰えるはずだった利益が下がってしまうこともあります。
インシュランスは、一見魅力的なアクションに思えるかもしれませんが、確率的には損失が大きいため、慎重に判断することを忘れないでいましょう。
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Project575のライター
ツバサ
オンラインカジノ歴:5年
Project575のライターでオンラインカジノ歴5年のツバサです。
カジノ系の会社に5年務めており、大学卒業後はほぼギャンブル関係の企業に勤務。
当サイトでは、ライターとして前職のカジノ関連の知識を活かして、正確で楽しいオンラインカジノ情報やゲーム情報を執筆。